素敵な友達が、仙台の話をしを聞いて、いろいろ思い出したので、少し書いて置こうと思います。
まだ20代の半ば頃だったと思います。
俺は前の会社から転職して、基板の設計の会社に入りました。
この仕事が、なかなか説明してるわかってもらえなくて、ちょっと一般的じゃない仕事なのですが、簡単に言うと、テレビやパソコンの中に入ってる、何やら電気部品の乗った緑色の板設計…と言ったら、あれか？と思うかも知れません。
この板は、単なる板ではなくて、乗っている部品同士を、パターンという銅箔で接続しています。
板も一枚板に見えますが、これは0.1ｍｍくらいの薄い板を、何枚も重ねて一枚にしているもので、その重ねている部分は全て配線になります。
ということで、そこの会社に就職して、仙台駅前に営業所があったのですが、そこへの出張の時の話になります。
仙台には何度か仕事で行ってて、仲間内で一杯やって、記憶を失うまで飲んだこともあります（笑）
俺は営業ではなく設計でしたが、受注において、技術的な話に対応しないとならくて、技術営業として客先に出向く事が多かったです。
これがまたいろいろあって…
もう、この会社も大手企業に吸収されて、以前の形で存在してないので、時効だということでお話します。
当時の千葉営業所所長が、経費を勝手に使い込んでました。
出張なんて行ってないのに、俺が行った事になってたり、とにかく色々な方法でお金を捻出していたわけです。
この背景には、所長に女の影がありました。
というか、営業所の営業部隊は、みんな知ってたわけですが（汗）
その所長の女は、実は仙台にいたんです。
それは仙台出張の夜の話になります。
昼は老舗の鰻屋へ行き、けっこう高い割烹などに連れて行ってもらったりしました。
これって、どうなってんの？って思いましたが、営業費だろうと考えない事にしました。
今考えると、営業費の水増し請求とか、架空伝票で得た資金だったわけです。
俺たちに何の還元もないって事になると、うすうす気がついてるのでまずいってことで、時々こういう高い店に連れて行くと営業が言っていた。
どっちにしても、まずいことなんだけども…
それで、その後に、飲み屋ビルで飲む事になった。
今も多少は残ってるみたいだが、当時はマンションみたいなビルが、全室飲み屋だったりした。
そこへ所長と営業と俺と行って、時間的には、午後9時を回ったくらいだった。
俺もけっこう飲んでたので、そこでダメ押しに飲んだのだが、途中からなんか様子がおかしくなってきた。
急に所長が、もういいだろう、ホテルに帰れよ…って言いだした。
俺は、え？戻るのは所長も一緒じゃないの？…と思ったが、
営業が、帰るぞ…と行って出て椅子を立とうとした時だった。
けっこうギャル系の女が入ってきて、所長の隣の席に座った。
何やら所長と話はじめて、所長は俺たちのことなど、どうでもいいって雰囲気だった。
営業の先輩が、もう行くぞと、急いで外に出てから、
「あれ、所長の女だから…」と聞かされた。
所長には奥さんは居るし、それは、いつだったか、所長の住む小岩で飲んだときに、奥さんも呼んで騒いで、経費持ちってことで、先輩が怒ってた事があったり。
なるほどと思ったが、なんか釈然としない。
そこで先輩は、もう一軒行こうと、安価な居酒屋に行って、所長が居なくなったので、ひとしきり愚痴をぶちまけていた。
時間も0時近かったので、ホテルに戻るとするかと、お店を出たのだが、隣にゲームセンターがあった。
先輩がなんだかむしゃくしゃするからと、ゲームセンターに入って、当時あった、パンチングマシーンで遊び始めた。
少しやって帰るつもりだったらしい。
俺もなにかやって遊ぶかな…と、ふと見ると野球拳ゲームが有りました。
ビデオ画像が映ってるモニターがあって、グー・チョキ・パーの3つのボタンがあります。
お金を入れて、好みの女の子を選んで、スタートするのですが、
「野球〜す〜るなら、こういう具合にしやさんせ〜…アウト、セーフ、夜良いの良い！」
って音楽が流れて、女の子が踊り出し、タイミングよくボタンを押します。
自分が勝つと、相手が一枚脱ぐっていうゲームです。
モニターの向こうの女の子が、次第に裸になって行くのですが、これが一筋縄では行きません。
俺はそこで躍起になってしまって、5千円くらい使いました。
当時、1回100円だったので、すごい回数やったわけです。
しかも、時間もかなりかかけてました。
途中から先輩も見に来たのですが、俺がけっこうお金を突っ込んでたので、最後の下着を脱ぐまでに至ってましたから、夢中でみんな見てたわけです（笑）
男なら気持ち、わかりますよね？〜〜
それでそれで、ついに俺が最後の一枚の下着で勝って、やったとばかり画面にくらいついて、下着を脱ぐところを見てましたが…
やっぱ脱いだわ脱ぎましたけど、ちらっとパンティー履いてないよ〜と脇を見せて終わりでした。
達成したわりに、最後は面白くないな〜と思ってたら、ガチャガチャン！と大きな音がしました。
なんと、機械から景品が出て来たんです。
なて、何これ？
大きめのカプセルに入ってました。
早速カプセルを開けてみると、
なんと、
パンティーが入ってました！
やった〜！！！と俺は喜んだわけですが…
先輩から、「やったけど、それどうすんだ？」って言われました。
よくよく考えてみると、俺は当時にはかみさんも子供もいたし、いっしょに行った連中はみんな妻帯者です。
あ、どうすんですかね…ちょっと家に持って帰るのもヤバいし…
急に良いが冷めたように素にもどっちゃって（汗）
先輩にあげますよ…って言っても、いやいやいや〜〜と断られ…
仕方なく、カバンの中にパンティー入れたまま、ホテルに戻りました。
仕方なく、ホテルのゴミ箱に入れて、翌日の打ち合わせに行ったんですが…
男って、ほんとしょうもないですよね〜特に俺は…
やれやれな思い出です（笑）
