1974年の課題曲で、有名な「高度な技術への指標」という課題曲が現れる。
これまで課題曲としては、ポピュラーではあったけれど、ここまでポップスな感じの課題曲はなかった。
しかもこの曲は文字通りかなりハイテクニックであり、構成的にも難しい音楽だと思う。
こうした曲を中学生が取り上げ、プロ顔負けの演奏をしていることが、この時代、想像できない感じがする。
しかし音符の一つ一つを聞いてみると、今よりもずっと繊細でクリアに聞こえる。
これだけの音楽を演奏するには、並大抵の練習量ではなかったと思うが、中でも希望に満ち溢れた音を感じるのは、のびのびとした指導があったからではないかと想像できる。
楽しんで演奏できたら、そんな喜びは無いと思う。
https://www.youtube.com/watch?v=fgxo8QCQNy8