ブリブリのさらなる人生

無職からどう復活し、その先まで…

社会の底辺の仕事?(笑)

社会の底辺の仕事?(笑)

最近思ったこと

最近次女とゆっくり話して、色々と考えることがあった。
俺の次女は、高校生の時から障害者に関連する仕事をしようと考え、大学もそうしたことを専門に勉強して、そして 障害者施設の職員となった。

俺はというと、仕事なんか給料が高ければ何でもいいやって、ちゃらんぽらんにやって、会社が2回も倒産し、営業所が2回も閉鎖になった。
こういう点では、なかなか 珍しい人生だと思う(笑)

何度も転職せざるを得なくなり、就職しても1年生として、子供ほども仲間に頭を下げて仕事を教えてもらったり…
結構辛い時もあった。
今回も還暦超えて再び社会に放り出され、ハローワークのお世話になり再就職した。

娘は、俺のついてないデタラメ人生とは全然違う(笑)

娘が最初に職員になった施設は、重度な障害者施設で、そのおかげで娘はかなり成長したと思う。
しかしその施設での生活はかなり悲惨だった。
糞尿を投げつけられることは日常茶飯事だし 、腕が腫れ上がるまで噛まれて労災。
入所の利用者が脱走すれば、休みも夜中も構わず捜索に出なくちゃならない。
勤務も夜勤を含むローテーションで、親バカだが、よく頑張ったと思う。

その娘から、施設に対して色々と茶々を入れる人達がいる話などを聞いた。
福祉の専門家の人たちは、様々福祉に関わって、施設に口出しして来るが、論理的に色々とわかってはいても、実際の施設で生活など満足にはしたこともないから、まるでわかってないって話をしてた。

最近じゃ娘も、いくつかの施設を回り、経験も10年を超えたので、その辺の事情はかなりよくわかってきたようだ。

人間は色々な想像はできるが、実際にやったことがない人は説得力がない。

例えばさっきの夜勤にしても、俺は夜勤も徹夜も宿直も、全て仕事としても経験してきたが、実際にやってたよって言えば相手もある程度話が噛み合ってくるわけで。
でも、そういったものを経験してこない人の方が世の中には多い。

寝られない辛さは人間だからなんとなくはわかっていても、そういった仕事での機会がない人の方が多いのだから、仕方ないと言えば仕方ないと。

そういう仕方ないことが、この世にはたくさん溢れてる。
例えば 学校の先生にしてもね。
会社勤めした経験もなく、仕事をこなし一人前になったわけでもない。
しかし、先生というだけで子供に 道徳を教育したり進学や就職に導いたりと、まるで知識やスキルもないのに、矛盾したことをやってるなってたまに思う時がある。

ずっと前、ここに載せたことがあるが、俺の親戚にも教師をやってるやつがいっぱいいる。
だが、そいつらは揃って、挨拶もできないろくでもない人間。
さらにそんな奴らが人気の教師だって評判 だっていうのだから、アホじゃねえかと思う。

でも教師は、人に道を説けるほど、人生経験を積んでからなれって言うのも、また仕事としては考えたら無理がある。
しかし、他の商売なら、本来だったら全てのことについて熟知しているからこそ、人に物を教えられるっていうのが常識。

フランス料理の店に行って、フランス料理の経験はあまりないんだけどね…って言われたら、ここのシェフは大丈夫なのか?って思う。
繰り返しになるが、人生の経験なんてろくにないけどねって言いながら、生活指導や進路指導をしてる教師は、本当に矛盾でしかないが。
それは教師だけでなく、そういった人にアドバイスや指導をする人たちは、皆そういう目で見られていると自覚しているのだろうか?と思う。

その大学の娘の先生に学園祭で会った時に、いつもお世話になっていますと挨拶したら、お世話してます…とかえってきた。
比較的若い女性の教授だった。
こういう受け答えてテレビドラマでぐらいでしか聞いたことがない。
俺が笑いながら、今何て言った?
と言って、その場を立ち去ったのだが、後で、大変なことを申し上げて失礼いたしましたと謝ってきたが、これが常識のない教師達の、代名詞みたいなもんだと思ってる。

さっきの、娘の障害者施設に対して色々と難癖をつけてくる福祉の専門家たちや、なんだかわからないけど偉そうな本を書いたり、どっかで講演したりセミナー 開いたりしているような人達がたくさんいるが、そういうやつらは、利用者に糞尿をぶつけられたり、指がちぎれるまで噛まれてから、偉そうなことを言ってくれって俺は思うけどね(笑)

今娘が勤めてるところは、軽度な利用者らしいけど、オムツの中でうんこをして、それが溢れて、背中を伝って襟元から外に飛び出すぐらいだって言ってたけど(汗)

その後の処理も聞いたが本当に大変なことをしてるなと思った。
それは俺にはできねえなと言ったら、パパなんかにできる訳ないでしょ!と言われた(笑)
ごもっともだ。

さらに娘は、だけどパパのところみたいにとんでもない臭いのクリーンセンターの仕事は、絶対できない…とも言ってた(汗)

俺もクリーンセンターの仕事についてから、ゴミの清掃する時には、あまりに臭すぎて何度も吐いた。

クリーンセンターとか、ああいう仕事をやっていると、匂いだけではなく、精神的にも色々と麻痺してくるところがある。
例えば、俺は汚いものを扱ってる底辺の仕事だって話をしたら、ネットの友達が怒って、私はお掃除をしてくれる人を見下したり差別とかしてないし、きちんと挨拶もしてる。
とか言ってたけど。
そういう言葉を言った時点で、完全に差別していますよね?ってことだから(笑)

その掃除だって、クリーンセンターの掃除とまるで訳が違うと思うよ。
クリーンセンターの掃除の中には、腐ってるものや、うんこから水分を抜いた脱水ケーキというものまで混ざってて、非常に汚いし臭いから。

同じ掃除には違いないが、同じくくりには入らないと俺は思うけど(笑)

それから、だいたいそういうものを扱っていると、扱っている人間自体が俺たちは社会の底辺だからって、普通に話をする。
犬の死骸を一緒に燃やしてくれなんて言われて、はいわかりました〜とか燃やしてると、時々 俺は何て仕事をしてるんだろうなって思う時があった。

そういうことを何年も思い続けてるうちに、自分たちが社会の底辺だって話になって、そう言われても何とも思わなくなってくる。

それが社会科見学に小学生が来て、ゴミピットで臭い臭いと大騒ぎをしていた。
それを、担任の先生がえらい剣幕で怒り、こういう仕事をしている人に失礼でしょう! と言った(笑)

ね。(笑)

子供は正直でそれでいいと思うが、先生の方は、これはアウトでしょ?
それこそ、こういう仕事って何?
まだ社会の底辺って言われた方が、何とも思わなかったかな(笑)

それで、俺は色々な事情があって、会社が倒産したりして、現在役所の設備管理をやってる。
先日男子便所の便器が詰まった時に、その吸出し作業をやってたら、ふと先輩が面白い話をした。

先輩が都内でそうした仕事をしてた時に、ちょうど作業をしているところに子供が来て、作業の邪魔をするような格好になったらしい。
親も近くにいて、すみませんと謝って、その場から立ち去る時に、ちゃんと勉強をしないと、ああいう仕事をしなくちゃならなくなるんだよ〜と言ってたらしい。
なんかこの話は笑えた(笑)

今俺がやってる仕事に着くためには、合格率が30%以下の国家資格も、複数取らなきゃならない。
俺みたいなバカには、特に勉強するのは大変だったのよ(笑)

さっきの方の息子さんが、いい高校に入っていい大学入って、立派な社会人になれたらいいなと思います。

全てを経験しなければエキスパートになれないと言っては言ってしまったら、ほとんどの人がその仕事にはつけなくなる。
作曲できなきゃ音楽がわからないだろう?というのではない。

優れた演奏家が、優れた指揮者になれるわけではなく、優れた指揮者が優れた作曲家になれるわけではない。
優れた作曲家が優れた評論家になれるわけでもなく、優れた評論家が優れた演奏家にはなれない。
自信を持って素晴らしいものを提供するのは大事だが、自画自賛で自慢ばかりたらたらでは、それは相手には伝わらない。

どんな仕事でも、ひたむきさと謙虚さが常に必要なのではないかと思う。