ブリブリのさらなる人生

無職からどう復活し、その先まで…

ワーグナー「ローエングリン」を聞いて

今日も10キロほどジョグング練習。
その間、 思い立ってワーグナーローエングリンを聞いてみた。

さて、ローエングリンの話になるけども、普通に話をするので、むずかしいと思った人は、そのままスルーしてください。

この曲と最初に出会ったのは、中学生くらいの時のFMでだったが、その後、吹奏楽経験者なら知らない人は居ないと思うが、エルザのエルザの大聖堂への入場を吹奏楽アレンジで聞いた。
それから、この曲をなんとか手に入れて、毎日良く聞いたと思う。
学生でも、全曲をきちんと聞く人はほとんど居ないと思うが、俺はかなり聴き込んだ。

今はこうして、全曲のスコアも手元にある。
こういう曲は、長いので、作曲者は何回も手を入れるから最終稿で、だいたい3時間半かかる。

今回は、第二幕のエルザの大聖堂への入場から二幕最後までと、第三幕の有名な婚礼の合唱(「ワーグナーの結婚行進曲」)終わりまで、聞いてみたけども、やっぱ天才は違うなとしか思えなかった。
どうしても、作曲家目線でしか、みられないってのが性分だね。

エルザの大聖堂への入場について言うなら、そもそも、オリジナルの出だしのサウンドが、弦楽器を使ってないので、吹奏楽っぽい響きがする。
これは、3管編成での大規模なオーケストレーションで、三和音が構成されるので、それだけで音楽が成立してるって、試みだったとも思う。
低音はホルンが担当してる。

で、そういう譜面を観てると、そのまま吹奏楽に移行しても自然な感じに思えるよね。

そのエルザが終わってから、ストーリー的にソプラノの独壇場となるが、これがまたパワーを必要としてて、すごい曲だなと改めて感じた。

でも、このオーケストレーション、三連符の連続で、ひとつはリード楽器では演奏するのが、けっこう困難。
それと、ブレスが出来ない(笑)
じゃ、これは?ってかなりの疑問だった。
俺も学生時代はクラリネットにサックスを吹いてたので、このパートは実際自分で吹いてみたが、演奏は出来なかった(汗)
息できないし><

たぶん、こうした長大な音楽を演奏する時には、予備の面子がいるので、それと交代で息継ぎしながらやってるとしか思えないな〜。

第三幕編の前奏曲は、俺が学生指揮者だったときに、振った事がある。
これも連符の刻みが多くて、ブレスを交代で取らせて大変だった。
でも、ワーグナーの音楽を指揮できたことは、本当に嬉しかったな。

なんて、思い出に浸った(笑)

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